先日、図書館で偶然、写真家 星野道夫先生の「悠久の時を旅する/Hoshino Michio The Eternal Journey」」というフォトエッセイ集を見かけたので拝読させて頂きました。
大自然の中で暮らす現住民と動物達との関係を美しい写真と文章で描かれています。
この本の裏表紙の写真ですが、私は同じような色彩をどこかで観た事があるなと思いました。
自分が夏に能登で巡り合った風景が同じような色彩の夕焼けだった事を思い出しました。
この風景の色彩は、おそらく大気汚染が少なく埃が少ない空気の綺麗な地域でしか観られない現象なのかもしれません。
夕焼けで辺り一面がピンク色になった後にどんどんコントラストが濃くなっていく過程で起こります。
この夕焼けに包まれると、不思議にとても幸せな気分になる事ができます。
クジラやトナカイなどの動物解体写真なども含まれていますが、なぜそれを行っているかを良く理解しながら読んで頂ける方々であれば問題ないと思います。
子供にはちょっと刺激が強いかもしれませんので、保護者の方はご配慮頂いた方がいいかもしれません。
そして、同エッセイによって1996年8月8日 クリル湖畔でヒグマの事故により逝去、享年43歳 という衝撃の事実を知りました。
そして、もう一つ、私の現在居住している千葉県市川市出身であったことには驚かされました。
やっと寒い冬が過ぎ、桜の開花宣言もされて、春がやってきました。
天気予報では黄砂の影響が懸念されていますが、皆様もお気を付けください。
では、良い週末をお過ごしください。
by Shinji K